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TBS、TIFFCOMでグローバル戦略を発表 ハリウッドLegendary社との協業から『SASUKE』ベトナム版8年ぶり復活まで

TBS、TIFFCOMでグローバル戦略を発表 ハリウッドLegendary社との協業から『SASUKE』ベトナム版8年ぶり復活まで

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株式会社TBSホールディングスは2026年10月29日(木)、東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれているTIFFCOMで、セミナー「TBS グローバル戦略の最前線~ハリウッド・Legendary社との協業から『SASUKE』の世界的展開まで~」を開催しました。セミナーでは、TBSグループのグローバル戦略における最新の成果と、今後の展望が語られました。

左からTBSホールディングス 瀬戸口克陽執行役員、Legendary Entertainment Josh Grode CEO、THE SEVEN 森井輝 Chief Content Officer(2026年1月撮影)
左からTBSホールディングス 瀬戸口克陽執行役員、Legendary Entertainment Josh Grode CEO、THE SEVEN 森井輝 Chief Content Officer(2026年1月撮影)

ハリウッドとの協業や日韓の新スタジオで、世界に届くIPづくりを加速

最初に登壇したのは、TBSホールディングス執行役員でグローバルビジネス統括を務める瀬戸口克陽氏です。瀬戸口氏は株式会社THE SEVEN代表取締役社長、THE SEVEN US, INC.のChief Executive Officerも兼ねています。瀬戸口氏は、TBSグループのグローバルブランドパーパス「Inspiring Global Love for Japan through Timeless Moments」に沿って進めているさまざまな海外展開を紹介しました。中でも大きな話題として取り上げたのが、今年1月に発表した、ハリウッドを拠点とする世界最高峰の映画スタジオLegendary Entertainmentへの出資と戦略的パートナーシップです。瀬戸口氏はその内容と現状を説明しました。TBSは同社の株式を取得し、日本発のIPを原作とする作品を継続的に共同で企画・開発していく体制を整えています。ハリウッドでは日本IPの実写化への需要が高まっています。そうした中でTBSは、日本と世界をつなぐ“Cultural Translator(文化の翻訳者)”の役割を担い、グローバル市場に向けた大型コンテンツの創出を目指すとしています。

あわせて、韓国のCJ ENM Co., Ltd.、株式会社U-NEXT HOLDINGSとの3社共同出資による新スタジオ「StudioMonowa(スタジオモノワ)」の設立にも触れました。日韓それぞれの強みを掛け合わせてシナジーを生み出し、企画開発から制作、二次展開までを一貫して担うことで、次世代のグローバルIPづくりを加速させるとしています。

海外戦略スタジオTHE SEVENの最新の実績も報告されました。制作協力を務めた『今際の国のアリス』シーズン3や『ちるらん 新撰組鎮魂歌』などが、アジア太平洋地域を代表する2つの権威ある賞「Asian Academy Creative Awards 2026(AACA)」と「31st ASIAN TELEVISION AWARDS(ATA)」で、多数の受賞・ノミネートを果たしました。今後も世界に向けたハイエンド作品を次々と送り出す計画で、Netflixシリーズの『俺のこと、なんか言ってた?』『国民クイズ』、Prime Videoの『地雷グリコ』『ぼくの地球を守って』などのタイトルが紹介されました。

スケボーコンテンツ『KASSO』が世界のストリートカルチャーIPに

『SASUKE』に続く新たなフィジカルゲームショーとして開発されたスケボーコンテンツ『KASSO』の躍進も紹介されました。公式SNSの総フォロワー数は124万人を突破し、Instagramのフォロワーは90%以上を海外ユーザーが占めています。今年3月に米国・ロングビーチで開催したイベントには多くのKASSOファンが駆け付け、世界的なストリートカルチャーIPとして急速に支持を広げています。現在は欧米のほか、南米や東南アジア、中東、アフリカ地域からも声がかかっているといいます。今後は放送や配信にとどまらず、イベント、アパレル、ゲームなど多角的に事業を展開し、グローバルコミュニティを拡大していく展望が示されました。

TBS、TIFFCOMでグローバル戦略を発表 ハリウッドLegendary社との協業から『SASUKE』ベトナム版8年ぶり復活まで

30周年を迎える『SASUKE/Ninja Warrior』、各国で現地版が復活へ

続いて、TBSホールディングスのグローバルビジネス局長、渡辺信也氏が登壇しました。渡辺氏は、世界170以上の国と地域で親しまれている大ヒットIP『SASUKE/Ninja Warrior』の世界展開と、今後の戦略について説明しました。『SASUKE』は今年2026年に、海外での初放送から20周年を迎えました。来年2027年には1997年の番組開始から30周年を迎えます。2028年には、SASUKEにインスピレーションを受けた「障害物レース(オブスタクル)」がロサンゼルス五輪の近代五種に採用されます。さらに2029年には、現地版の先駆けであるアメリカ版『American Ninja Warrior』が誕生20周年を迎えます。このように、世界規模でアニバーサリーが続く節目の時期に入っています。

世界的な熱狂の高まりを受けて、ベトナム版が2019年以来8年ぶりに復活することが決まりました。また、Banijay Entertainmentとの営業協力により、オーストラリア(5年ぶり)とイスラエル(3年ぶり)でも現地版の復活が決定しています。展開は放送にとどまりません。総再生回数10億回を超えるSNS展開、インドアパークなどの体験型ビジネス、商品化、VRゲーム化など、360度でIPビジネスを力強く推し進めていく姿勢が示されました。

TBSのバラエティフォーマット販売も大きく加速しており、直近では海外で新規フォーマットのコミッションを獲得しました。ヨーロッパ市場での新規フォーマット販売をさらに強化するため、『Ninja Warrior』の美術制作などで以前から協力関係にあったATSとともに、ロンドンに新たな営業拠点を設けたことも発表されました。番組販売も好調を維持しており、『VIVANT』はタイの配信プラットフォームでランキング上位を獲得しています。渡辺氏は、今後も現地パートナーとの協業を通じて、世界中の視聴者にTBSのコンテンツを届けていく意気込みを語りました。

TBS、TIFFCOMでグローバル戦略を発表 ハリウッドLegendary社との協業から『SASUKE』ベトナム版8年ぶり復活まで

1960年代から世界へ、160以上の国と地域に作品を届けるTBS

TBSは1960年代から、ドラマやバラエティ番組、アニメ、映画など多彩なコンテンツを積極的に世界へ発信してきました。近年は「Inspiring Global Love for Japan through Timeless Moments」をブランドパーパスに掲げ、時を超えて心を動かす“ときめくとき”を世界に届けることを目指しています。最近では、『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』といったドラマや、『SASUKE/Ninja Warrior』『風雲!たけし城』などのバラエティ番組のフォーマットが世界中で人気を集めています。これまでに数百タイトル・数万話分の作品を160以上の国と地域に送り出してきました。最近は動画配信やIPの商品化、出版、テーマパーク、企業とのタイアップなど、多角的なビジネス展開にも力を入れています。

出典:TBS

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